ZICO

ZICO「아무노래 (Any Song)」

オフィシャルYouTube

曲情報

曲名: 아무노래 (Any Song)
アーティスト: ZICO
作詞/作曲: ZICO
プロデュース: ZICO, Pop Time
リリース日: 2020年1月13日

どんな曲?

「아무노래(Any Song)」は、2020年1月にリリースされるや否や大流行し、TikTokやInstagramなどのSNSを中心に「아무노래 챌린지(アムノレチャレンジ)」が爆発的に拡散されました。ZICOといえば、韓国ヒップホップ界のトップアーティストでありながら、ポップな楽曲も得意とする天才的なプロデューサー。この曲もまさに “キャッチーさとメッセージ性” を兼ね備えた名曲です。

タイトルの「아무노래」は直訳すると 「何でもいいから曲をかけて」 という意味。日常のストレスや退屈さを吹き飛ばすために、何か楽しいことをしよう!というメッセージが込められています。

MVには、ZICOの俳優でも音楽関係でもない実際の友だちが出演しているところもおもしろいです。

歌詞を深掘り!

それでは、歌詞の意味を詳しく見ていきましょう!

みんな、なんでそんなに沈んでるの?

왜들 그리 다운돼있어?
뭐가 문제야? Say something
분위기가 겁나 싸해

「なんでみんなそんなに沈んでるの?」「何か問題があるなら言ってよ」「この空気、めっちゃ冷たい」
この冒頭の歌詞から、曲のテーマが伝わってきます。みんな無言で静まり返っていて、何か息苦しい雰囲気。最近はこんなムードが流行ってるの?と問いかけるような皮肉っぽいトーンが印象的です。

とりあえず音楽かけて、踊ろう!

아무 노래나 일단 틀어
아무거나 신나는 걸로
아무렇게나 춤춰
아무렇지 않아 보이게

「とりあえず何でもいいから曲をかけて!」「ノリのいいやつで!」「適当に踊ろう!」「何も気にしてないように見せよう!」
この部分は、まさに 「楽しいフリをすることで、実際に楽しくなろう」 という感じ。たとえ気分が乗らなくても、とりあえず音楽をかけて踊れば、少しは気が晴れるかも? そんなポジティブなメッセージが込められています。

「何も考えたくない日」ってあるよね

아무 생각 하기 싫어
아무개로 살래 잠시

「何も考えたくない」「しばらくは誰でもない人になりたい」
毎日同じことの繰り返しにうんざりしているZICO。何も考えずに、しばらくは名前もない”誰か”として過ごしたい——そんな共感できるフレーズが並びます。

深夜2時、感情とお酒が渦巻く…

만감이 교차하는 새벽 2시경
술잔과 감정이 소용돌이쳐

「感情が入り混じる深夜2時」「酒のグラスと感情が渦を巻く」
深夜、ふと訪れるセンチメンタルな時間。笑いあっていたはずなのに、気づけば複雑な気持ちになっている…。このリアルな描写が、ただのパーティーソングではない 「아무노래」の奥深さ につながっています。


「아무노래」がここまで大ヒットした理由

  1. “気軽に楽しめる” チャレンジ性
    TikTokやInstagramで流行した「아무노래 챌린지」は、K-POPアイドルやセレブも続々と参加し、一気に拡散!

  2. 共感できる歌詞
    退屈な毎日やストレス、何も考えたくない気持ちって、誰にでもあるもの。だからこそ、多くの人の心に刺さったのかも。

  3. 中毒性のあるメロディ
    レトロなビートに、シンプルでノリのいいメロディが加わり、一度聴いたら忘れられない!

まとめ

「아무노래」は、ただのパーティーソングではなく、 「退屈な日常を吹き飛ばすための気楽な処方箋」 のような曲。ZICOのセンスと共感性の高さが光る名曲でした!

気分が沈んだときは 「아무노래」 を流して、適当に踊ってみるのもアリかも?