BTS(防弾少年団)

BTS(防弾少年団)「Spring Day(봄날)」

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曲情報

曲名: Spring Day(봄날)
アーティスト: BTS(防弾少年団)
作詞: Adora, Alissa Ruppert, パン・シヒョク, Pdogg, Peter Ibsen, Rap Monster, Suga
作曲: Adora, Alissa Ruppert, パン・シヒョク, Pdogg, Peter Ibsen, Rap Monster, Suga
リリース日: 2017年2月13日

どんな曲?

BTSの代表曲のひとつ、「Spring Day(봄날)」。この曲は、2017年2月にリリースされたアルバム『You Never Walk Alone』に収録され、多くのファンに愛され続けています。

「Spring Day」は、単なるラブソングではなく、喪失・別れ・再会・希望というテーマを持つ、感情豊かなバラード曲です。その美しいメロディーと歌詞には、深い意味が込められており、聞く人の心を打つ作品となっています。

「Spring Day」の歌詞に込められた意味

この曲の歌詞は、「別れた大切な人に会いたい」「また会える日を待ち続ける」という思いを描いています。BTSのリーダー・RMは「懐かしさと再会への願いを込めた曲」と語っており、単なる恋愛の別れだけでなく、友情や家族との離別を感じさせる内容となっています。

特に印象的な歌詞を見てみましょう。

“보고 싶다(会いたい)”

このフレーズが何度も繰り返されることで、喪失感と切なさが際立ちます。どれだけ写真を見ても、どれだけ時間が経っても、会いたい気持ちは消えない…。

“추운 겨울 끝을 지나 다시 봄날이 올 때까지”(寒い冬の終わりを過ぎて、また春の日が来るまで)

冬は別れや悲しみの象徴であり、春は希望や再会のメタファーとして使われています。この部分からは、「どんなに辛い時期でも、やがて春は訪れる」という希望のメッセージが込められています。

“그리움들이 얼마나 눈처럼 내려야, 그 봄날이 올까”(恋しさがどれだけ雪のように降れば、あの春の日が来るのだろう)

ここでは、切ない気持ちがまるで雪のように降り積もることが表現され、再会の難しさや時間の流れへのもどかしさを感じさせます。

MVに隠された象徴と意味

「Spring Day」のMVには、象徴的なシーンが数多く登場します。そのため、ファンの間では「セウォル号沈没事故」(2014年)を追悼しているのではないかという解釈もあります。

BTS側は「特定の出来事を意識して作ったわけではない」と明言していますが、事故と重ねて見る人も多いです。

特に、最後にメンバーが集まるシーンは、まるで「別れた人たちが再び会う場所」を暗示しているように感じられます。

BTSメンバーのコメントとファンの反応

「Spring Day」について、BTSのメンバーもそれぞれ想いを語っています。

  • RM:「懐かしさや再会を願う気持ちを込めた曲」
  • シュガ:「別れた人を思い出しながらも、また会えることを願う曲」

ファンの間では、

  • 「聴くたびに涙が出る」
  • 「辛い時期にこの曲に救われた」
  • 「BTSのバラードの中で一番好き」

といった感想が多く、「Spring Day」はBTSの楽曲の中でも特別な存在となっています。

また、この曲は韓国の音楽チャートで最も長くランクインし続けたBTSの楽曲としても記録に残っています。